予約・料金・時間・車両の特徴
こんにちは、てくとらです。
今日は、 石川県の金沢から和倉温泉までの列車「花嫁のれん列車」を紹介します。
花嫁のれん列車は、外装だけでなく、内装も素敵な列車です。車窓を眺めるだけでなく、スイーツや食事をしながら列車にのったり、車内販売を楽しんだり、記念スタンプをおしたり、楽しみ方いろいろ。
列車好きの方もそうでない方も楽しめる列車となっています。
実際に行ってみたので、感想とともに写真付きで紹介します。
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花嫁のれん列車について
花嫁のれん列車とは?
車両全体で北陸の「和と美」を満喫できる列車。
「和と美のおもてなし」をコンセプトに、外観のデザインは北陸の伝統工芸の輪島塗や加賀友禅がイメージして作られています。
内装は、伝統的によく使用される輪島塗りの図柄を表現されています。
列車のロゴは石川県の伝統工芸である加賀水引がモチーフで、花嫁のれんをくぐる神聖で幸せな気持ちと、「女性の幸せを願う列車」であることが表現されています。
車両の配置図
車両は1号車と2号車に分かれています。
1号車は8つの半個室になっており、ゆっくりとくつろぎの旅を楽しめる空間。
それぞれの部屋には名前がついており、それぞれ友禅のオールドコレクションをあしらった空間になっています。
通路は日本庭園の飛び石をイメージした絨毯が敷かれています。
それぞれの部屋については、花嫁のれん列車に乗ってみた感想とともに後ほど紹介します。
2号車はボックス席と風景を楽しむことが出来るカウンター席があります。
通路は流水かイメージされており、いすは紅色の生地と背面の木の格子が特徴的なオリジナル回転いすになっているのが特徴です。
運行区間
金沢駅~和倉温泉駅
花嫁のれん1号・3号が和倉温泉駅方面行き
花嫁のれん2号・4号が金沢駅方面行き
停車駅
「金沢」「羽咋」「七尾」「和倉温泉」の4つ
運転日
基本は金・土・日の運転ですが、月曜日や祝日など運転している時もあります。
月によって運転日は異なりますので、ホームページで確認してください。
運転時間
時刻表は下記のとおりです。(運転時刻・停車駅等はJR西日本もしくは時刻表にて再度確認してください)
金沢駅→和倉温泉
1号 | 3号 | |
金沢 | 10:15 発 | 14:15 発 |
羽咋 | 11:07 着 11:10 発 | 14:59 着 15:02 発 |
七尾 | 11:34 着 11:36 発 | 15:23 着 15:25 発 |
和倉温泉 | 11:42 着 | 15:31 着 |
和倉温泉→金沢
2号 | 4号 | |
和倉温泉 | 12:06 発 | 16:30 発 |
七尾 | 12:12 着 12:14 発 | 16:35 着 16:36 発 |
羽咋 | 12:39 着 12:40 発 | 17:00 着 17:01 発 |
金沢 | 13:21 着 | 17:54 着 |
乗車するにはどうしたらいいの?
花嫁のれん列車は全席指定席ですので、席を予約しましょう。
人気の列車になりますので座りたい席がある場合は、乗る日の一ヶ月前に予約するのがおすすめです。
予約はいつどこで?
乗車日の1カ月前の10:00から、全国のJR駅のみどりの窓口・旅行会社・インターネット予約システム「e5489」「えきねっと」で購入することができます。
運賃
花嫁のれんの座席は全席指定席となっていますので、乗車券のほかに指定席特急券を購入する必要があります。
金沢駅~和倉温泉駅間の通常期の運賃・料金は下記の通りです。
乗車券 | 指定席特急券 | 合計 | |
大人 | 1,490 | 1,410 | 2,900 |
子供 | 740 | 700 | 1,440 |
大人の場合は合計2,900円、子供の場合は合計1,440円です。
お得に予約するには?
インターネット予約で「チケットレス特急券」を買うと、大人200円、子供100円安くなります。
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列車ごとに楽しめる食事
花嫁のれんでは、乗車日1ヶ月前の午前10時から乗車日の4日前までに「tabiwa by WESTER」で食事券を購入することができます。列車ごとに楽しめるものが異なりますので下記で紹介します。
- 【花嫁のれん1号・3号】
スイーツセット(税込2,000円)
世界的なパティシエ辻口博啓氏の「ル ミュゼ ドゥ アッシュ」オリジナルセレクトスイーツ。
列車内で提供されるケーキと持って帰ることもできる焼き菓子のセットです。 - 【花嫁のれん2号】
和軽食セット(税込2,900円)
「大友楼」が手掛けた旬の食材を使用したメニューです。
加賀の郷土料理を楽しむことができます。 - 【花嫁のれん4号】
ほろよいセット(税込2,300円)
「大友楼」が、老舗料亭ならではの和惣菜と能登の酒造メーカー宗玄酒造の純米吟醸酒のセット。
※ 金沢駅~七尾駅又は和倉温泉駅間のご乗車の場合のみ、利用できます。
※ tabiwa by WESTERで食事券を購入する際には、乗車券と指定席特急券が必要です。
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体験記
金沢駅~花嫁のれん列車に乗る
金沢駅から和倉温泉駅まで乗車してみました。
金沢駅のシンボル「鼓門」をくぐって中へ。
花嫁のれん列車が出発するホームへ向かう階段、エスカレーターの所には、赤色ののれんがかかっています。
乗る方は、赤いのれんを目印に進んでください。
花嫁のれん列車のホーム。
すでに花嫁のれん列車が到着していました。
列車の隣には、花嫁のれんが飾られています。
せっかくなので花嫁のれんをくぐって乗車しましょう。
列車に乗る前にアテンダントさんに指定特急券を見せると乗ることができます。
花嫁のれんとは?
江戸時代の末期から明治時代の初期に、加賀藩前田家の領地(能登・加賀・越中)で始まったと言われています。
花嫁の幸せを願い婚礼の日にのれんを贈る伝統文化です。
1号車
半個室のお部屋の紹介
【桜梅の間】
4人掛けの半個室。
名前の通り、桜と梅の壁紙が使われています。
春を感じられる空間です。
菊の間
2名掛けの半個室。
菊の花が壁紙に使用されています。
菊は「不老不死」「延命長寿」の象徴とされ、縁起がいいです。
笹の間
3人掛けの半個室。3人掛けの席はここだけです。
笹と梅が同時に描かれています。
縁起の良い旅を送ってほしいという願いが込められた空間のようです。
鉄線の間
「鉄線」とは、洋名クレマチス。
しっかりとした蔓が鉄の針金を思わせることから名づけられました。
蔦が縁を結ぶとして、恋愛成就や夫婦円満などをあらわします。
末長く固い絆を結ぶことができる鉄線の間で、人と人の結びつきをさらに強くできる旅になりますように。
錦秋の間
4人掛けの半個室。
紅葉が川に流れていくのをイメージして作られたお部屋。
錦のように美しい旅の思い出になりますようにと願いが込められています。
青の間
4人掛けの半個室。
目を引く青色の壁紙。菊の花の柄が描かれており、流水に菊の花びらが流れるようなイメージになっています。
旅が安全に進むようにと願いが込められた空間です。
扇絵の間
扇の壁紙は、将来の展望が広がることを表現しており、縁起のいい模様です。
家紋繁栄や商売繁盛が願われています。
撫子の間
撫子と笹が描かれているお部屋。
撫子は、秋の七草がゆにも数えられる伝統的な柄です。
清楚で可憐な空間となっています。
車内販売
1号車車内では販売スペースがあります。
沿線にゆかりのあるソフトドリンク、アルコール、お菓子、珍味、伝統工芸品、オリジナルグッズなどが販売されています。
食べ物は能登牛のビーフジャーキー、金沢金箔ショコラ
工芸品は水引コースター
アルコールは金沢百万石ビール
模型の模様が忠実に再現されています。
オリジナルのキーホルダー
花嫁のれん列車のデザインのキーホルダーが売られています。
花嫁のれん列車のピンバッジや金箔のしおり、あぶらとり紙など
車内販売のドリンクは写真に記載の種類になります。
列車に乗ったあと予定がある方、運転しなければいけない方など飲めない方は、お土産用に買っていくのもいいですね。
おつまみも売られていますので、車内でお酒を飲みたい方におすすめです。
飲まれない方も美味しいので、ぜひ食べてみてください。
2023年7月に販売されたマスキングテープ。
JR西日本グループと加賀友禅 毎田染画工芸連携企画がコラボして作った商品。
花嫁のれんをモチーフにした柄となっています。
展示品
伝統工芸品の展示が行われています。
加賀水引で作られたコースターと箸置き。
車内販売で買うこともできます。
金沢金箔を使用した扇子やグラス。
大きく使われているのもいいですが、細かくちりばめられている感じも素敵です。
輪島塗の箸。
塗り重ねられているため、美しい艶がでています。
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2号車
4人掛けと二人掛けの席があります。
内装は、伝統的によく使用される輪島塗の図柄を表現しています。
車窓を眺めるのにピッタリのカウンター席
乗車記念ノート
花嫁のれん列車に乗った方の感想などが自由に書かれたノート。旅の記念に書いてみるのもいいですね。
乗車記念スタンプ
台紙がおいてありますので、スタンプを押して記念に持って帰りましょう。
記念乗車証の表はこのようなデザインになっています。
スタンプを押すとこんな感じになります。
右下には切符ホルダーがついていますので、乗車券をお持ちの方は、こちらに入れて保管すると思い出になりますよ。
記念チケッター、乗車券にチケッターをすることで穴があき記念になります。
パンフレット
石川県の観光スポットや歴史などのパンフレットが置かれています。
どこに行こうか迷われている方、行く方面が同じものがあった方は、ぜひパンフレットを見て参考にしてください。
花嫁のれん列車 上映
花嫁のれん列車の車窓風景などが流れています。
トイレ
トイレの壁紙までこだわって作られていました。広々とした空間のトイレです。
スイーツセット
事前にtabiwa by WESTERで予約をしたスイーツセット。
列車が出発後、アテンダントの方が注文しているか順番に聞きにきますので、その時に注文したチケットの画面を見せます。
ソフトドリンク2種類(オリジナルブレンドコーヒーか加賀棒茶)どちらにするかを伝えます。
加賀棒茶はペットボトルのお茶です。
アテンダントさんがケーキとコーヒーを席まで運んでくれます。
ケーキは季節によって異なります。
写真のケーキは、「ラルム」
ココナッツムースとトロピカルなジュレを合わせた夏らしい爽やかなケーキです。
ケーキを食べ終えると、焼き菓子を運んできてくれます。
箱もかわいらしくてお土産に持って帰ることができます。
持ち帰り用の袋もついていました。
中はこのような感じです。
サブレとバームクーヘンが入っていました。
サブレはいちご、玄米、カカオの3種類。バームクーヘンは、能登金時、大麦の2種類でした。
世界的に活躍するパティシエ辻口氏のケーキ、焼き菓子を満喫できるセットでした。
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記念撮影
記念乗車プレートをもって記念撮影することができます。
記念撮影は、準備が出来次第、車内アナウンスがあります。車内販売の場所にて写真を撮ることが出できます。
停車する駅
羽咋駅
UFOのまち羽咋市ということで、ゆるキャラの「宇宙人サンダーくん」が出迎えてくれます。
宇宙人サンダーくんの壁画がたくさん飾られています。
砂で作られてアートもありました。
細かい部分までしっかり彫られていて素晴らしいです。
七尾駅
七尾駅には花嫁のれんが飾られていました。
ゆるキャラの「とうはくん」もお出迎えしてくれています。
宝船にのっているかのような演技のいい壁画。
こちらの車掌さん、アテンダントさんとは七尾駅でお別れです。
お見送りしてくれています。
和倉温泉駅
終点の和倉温泉駅です。
ゆるキャラ「わくたまくん」がついたのれんがかかっていました。
和倉温泉駅の外観はこのような感じです。
わくたまくんが乗ったかわいらしいポストもあります。
駅の中には和倉温泉記念スタンプが置かれています。
台紙もありますので、ぜひ記念に押してみてください。
花嫁のれんも飾られていました。
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観光スポット
花嫁のれん館
ルミゼドアッシュ
車内のスイーツセットを監修した辻口博啓氏のお店。無料で入れる美術館も併設しています。
鳥居醤油店
建物は国登録有形文化財に指定されています。昔ながらのお醤油屋さんです。
おわりに
今回「花嫁のれん列車」について紹介しました。
北陸の和と美を感じることができる列車。
車窓を眺めながら、まったりと列車旅をするのもいいですが、スイーツなどを予約して食べながら乗るのがおすすめ。
車窓は田舎の風景といった感じで、海は見えません。
車内の内装などの方が個人的には楽しめました。
列車の号車は、半個室がある1号車の方がゆったりとできるかなと感じました。
2・3・4人掛けの席がありますので、人数を揃えて乗った方が、相席にならずに旅を楽しめると思います。
記念乗車ノートやスタンプ、乗車プレートで記念撮影など、花嫁のれん列車に乗ったら記念になることを、ぜひしてみてください。
気になった方は、ぜひ足を運んでみてください。
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