『知床五湖』を歩いてみませんか?
こんにちは、てくとらです。
今日は、 北海道の知床半島にある「知床五湖」を紹介します。
知床を観光するなら、船で海沿いを見るか、歩きで湖を見るかを検討する方が多いと思います。
今回は、知床五湖をガイド付きで散策したので紹介します。
\さっそく予約したい方はこちら/
知床五湖とは?
北海道の知床半島の知床国立公園内にある、原生林に囲まれた5つの湖。
一湖、二湖、三湖、四湖、五湖とそれぞれに名前がついており、世界自然遺産にも登録されています。
美しい自然景観や豊かな生態系が広がっています。
誰でも無料で行ける高架木道と、有料ではありますが自然を満喫できる地上遊歩道について、実際に行ってみたので、感想とともに写真付きで紹介します。
\さっそく予約したい方はこちら/
知床五湖 楽しみ方
散策の方法は2つ
高架木道
知床五湖のうちの一湖までは、シーズンを通して無料で安全に行けます。
高架木道の全長は約800mあり、ヒグマ対策で電気柵が設置されていますので、年中安全に楽しめます。
バリアフリーのため、車椅子やベビーカーでの散策も可能です。
一湖に到着するまでに2ヶ所の展望テラスがあり、知床連山やオホーツク海など、景色を満喫することもできます。
往復で約40分ほどですので、気軽に楽しみたい人におすすめのコースになります。
地上遊歩道
地上遊歩道を散策するには、2つのコースがあります。
- 「小ループ」
距離は1.6km。所要時間は約40分。 一湖と二湖を巡ることができます。 - 「大ループ」
距離は3km。所要時間は約1時間30分。 5つすべての湖を散策することが可能です。
※ガイド付きの所要時間は異なります。
※地上遊歩道を散策するには、現地で約10分ほどのレクチャー受講が必須です。
ヒグマの出没状況や対策など、遊歩道に関する最新情報を得てからでないと利用することはできません。
ヒグマとの遭遇率が高まると利用中止になる場合もあります。
知床のダイナミックな大自然を間近で体感したい人におすすめのコースです。
※ヒグマ活動期(5月10日~7月31日)はガイドツアーに申し込まないと歩けません。
知床五湖フィールドハウス
地上遊歩道を歩くにはこちらから行くことになります。
5月~7月はヒグマ活動期になりますので、ガイド付きでないと歩くことはできません。
中には、知床五湖やヒグマに関する資料が置かれています。
地上遊歩道を使用しない方でも、のぞく価値あり。
知床五湖の情報を見たら、地上遊歩道を歩いてみたくなるかも。
ガイド付きは、当日の枠が空いていれば、案内してもらえるので聞いてみてください。
知床五湖パークサービスセンター
左側の建物には、お土産屋・飲食店が入っています。
お土産
鹿肉ジャーキーや、鮭チップ、知床鮭ラーメン、ハッカ製品など、北海道ならではのお土産がたくさんありました。
熊やシカのぬいぐるみ、Tシャツもありました。
飲食店
鹿肉バーガー、サーモンバーガー、鹿肉カレーなど北海道ならではの食べ物があります。
知床の地上遊歩道では、食べ物を持って入ることが出来ませんので、お腹がすいている方は、食べてから行くことをおすすめします。
コケモモのジュース、フロート、ソフトクリームと色々な種類がありました。
知床を歩いた後の、アイスやドリンクは最高です。
ロッカー
コインロッカーもありました。
一回400円。16時までの使用。
知床五湖を歩くのに、荷物が邪魔になる方はこちらに預けることができます。
地上遊歩道(大ループ ガイド付き) 体験記
ガイド付きのプラン
・大ループのコース
・3Km 3時間
・定員は10名まで
・ルートは、五湖、四湖、三湖、二湖、一湖、高架木道の流れです。
上記の写真は当日枠の料金です。
事前予約の方がお得に散策できるのでおすすめ。
\予約したい方はこちら/
レクチャー
地上遊歩道を歩くためのレクチャーを10分間程受けます。
ヒグマに合わないことが最善の対処法になります。
ヒグマは人間に合うとビックリして襲ってきてしまうので、ヒグマに人間がいることをアピールするのです。そのために、熊よけの鈴が売られています。他にも、手をたたく、声を出すなどの方法があります。
地上遊歩道を歩くときは、お菓子などを食べることはできません。ヒグマが寄ってきてしまうからです。
飲み物も、糖分・香料のない水やお茶しか飲めません。
香水は、山に入るときは付けないようにしましょう。蜂などに刺されるリスクが高まります。
安全に散策するための注意事項ですので、しっかり聞きましょう。
靴の裏のブラッシング
その前に、こちらのブラシで靴の裏をきれいにしましょう。
靴の裏に外来種の種がついていると、知床で繁殖してしまいます。
外来種が侵入しないために大切なことです。
知床を守るために、みなさんしっかり靴の裏をきれいにしましょう。
知床五湖地上遊歩道 入り口
こちらの場所から地上遊歩道へと入っていきます。
地上遊歩道の道
このように木で整備されている場所もあります。
アップダウンも少なく、歩きやすい道にはなっています。
時々このような木の根がむき出しになっているとことがあります。
地面は土になりますので、雨が降った後は水たまりができたりしていると思います。
歩きやすい靴で行きましょう。防水がされていると安心ですよ。
雄大な自然
倒木更新
寿命や台風などの被害で倒れた木が、次世代の木を育てるお手伝いをすること。
針葉樹の天然木によく見られる現象。
地面に落ちた種はなかなか上手く育つことができませんが、倒れた木の上では育つ確率が上がるのです。
苔が種をキャッチしてくれる役割を果たし、そして湿度を一定に保ってくれます。
そして、木の上にある方が日光が当たりやくなります。雑菌も少ないので育つ確率が上がるのです。
なので、森林管理の一つの手法にもなっています。
自然環境を守りながら、新たな木の成長を促せるので、環境にも優しいという訳です。
空洞の木
木の中が空洞になっています。
なかなか日常生活では見ることができないので、自然の中って感じです。
こちらの木は上の木よりももっとすごい空洞になっていました。
下の写真を見てみてください。
筒抜けになっていて、空が見えます。
ヒグマの足跡
ヒグマの足跡です。
ガイドさんがいなかったら見つけることが出来なかったと思います。
こちらはヒグマが登った後の木。
木に長い傷跡をつけながら登って行くのですね。とても迫力があります。
とても鋭い爪で、ヒグマにあって襲われてしまったら、この爪で襲われるかと思うととても怖いです。
苔
石に生えている苔。
自然の中にいると、石に苔がついただけなのに、かわいく感じちゃいます。
木の上にも苔が生えていました。
真ん中にはクローバーが生えていて、苔も立体的なので芸術のよう。
アカゲラの羽
美しい羽が道に落ちていました。
何かの動物に襲われてしまったのでしょうか。
けっこう羽が散らばっていました。
自然の羽になるので、鳥インフルエンザ等心配なので、触らないようにしましょう。
木のアート
木がアートのようになっていました。
自然のアート、すごいです。
ウメガサソウ
少し分かりにくいかもしれませんが、写真の真ん中にある白い小さな花が、ウメガサソウです。
日本原産の多年草で、ツツジ科に属しています。
傘上の白い花と、葉の形が梅の葉に似ていることからこの名前がつきました。
夏から秋に見ることが出来ます。
エゾイトトンボ
北海道でごく普通に見られるイトトンボ。
湿地や沼地、池などの水辺に生育しており、水中で生活する幼虫期と、陸上で活動する成虫期を過ごします。
成虫は、主に夏から秋にかけて活動します。
植物の茎や石などに止まって休んだり、飛翔して獲物を捕らえたりします。
青くてとてもきれいなトンボです。
キノコ
キノコの名前は分かりませんが、こんなに大きなキノコがありました。
他にも小さなキノコもたくさん見ました。
素人では、キノコの種類を確認するのは難しいですね。
ミミコウモリ
多年草のキク科コウモリソウ属。
蝙蝠に見えます。
アカゲラの巣穴
アカゲラとは、鮮やかな赤い羽の目立つキツツキ 。
木に丸く穴が空いているところが、アカゲラの巣穴です。
アカゲラは見ることが出来ませんでした。
コバイチヤクソウ
多年草でツツジ科のイチヤクソウ属。
花は、7~8月に咲きます。
葉の間から高さ10-15cmになる花茎を伸ばし、花が下向きについているのが特徴です。
手前の花は、ぼけてしまって分かりづらいので、後ろの方に注目してみてください。
ジンヨウイチヤクソウ
多年草でツツジ科のイチヤクソウ属。
葉っぱがハートの形になっているのが特徴です。
花は6~8月に咲きます。
葉の間から高さ6~15cmになる花茎をを伸ばし、コバイチヤクソウのように花が下向きにつくようです。
動物
シカに出会いました。
少し遠くから、こちらのことをジーと見ていました。
木々の間にいるシカ、かわいかったです。
シカの他に、小動物(なにかは分かりませんでしたが)見ることが出来ました。
すばしっこくて写真を撮ることはできませんでした。
ヒグマは見ることできませんでした。
しかし、ヒグマ活動期の散策の為、出会ってしまったらパニックになってしまいそうなので、少し残念な気持ちもありますが、よかったのかなと思います。
知床五湖
一湖
こちらには水連がありました。
しかし、園芸種だったそうで、刈り取りが始まるようです。
来年は、おそらく水連は見れなくなってしまいます。
二湖
三湖
四湖
五湖
営業時間
期間 | 知床五湖園地 開園時間 | 知床五湖フィールドハウス 営業時間 | 知床五湖パークサービスセンター 営業時間 |
---|---|---|---|
4/20 ~ 7/31 | 8:00 ~ 18:30 | 8:00 ~ 18:00 | 8:00 ~ 17:00 |
8/1 ~ 8/31 | 8:00 ~ 18:30 | 8:00 ~ 18:00 | 8:00 ~ 17:00 |
9/1 ~ 9/15 | 8:00 ~ 18:30 | 8:00 ~ 17:30 | 8:00 ~ 17:00 |
9/16 ~ 9/30 | 8:00 ~ 18:00 | 8:00 ~ 17:00 | 8:00 ~ 17:00 |
10/1 ~ 10/20 | 8:00 ~ 17:30 | 8:00 ~ 16:30 | 8:00 ~ 17:00 |
10/21 ~ 10/31 | 8:30 ~ 17:00 | 8:30 ~ 16:00 | 8:30 ~ 16:30 |
11/1 ~ 11/8 | 8:30 ~ 16:30 | 8:30 ~ 16:00 | 8:30 ~ 16:30 |
※ 売店は 9:00 から営業
入場料
・高架木道 無料
・地上遊歩道 大人 250円
小人(0~11歳) 100円
・ガイド付き(当日)大ループ
大人 6300円
小人 3000円
・ガイド付き(当日)小ループ
大人 3500円
小人 2000円
\さっそく予約したい方はこちら/
服装&持ち物
高架木道
木道で整備されているので、歩きやすいですが、往復で1.6Km歩きますので、歩きやすい靴の方がおすすめです。
平坦な道になりますので、サンダルやヒールでも慣れている方は大丈夫です。
日陰はありませんので、日焼け対策は必要です。
地上遊歩道
木の根が出ていてデコボコしていたり、雨の時は地面がぬかるんでいたりするので、防水の靴がおすすめです。
自然の中で、木のが日光を遮ってくれる場所もありますが、日焼け止めやアームカバーで日焼け対策はした方がいいです。
虫に刺されたくない方は、長袖長ズボンで散策してください。
(お茶・水のみですが)飲み物はもっていくようにしてください。
周辺スポット
知床五湖に行く前にお昼なら「ボンズホーム」
出川哲郎さんの充電させてもらえませんか?で出川哲郎さんがカレーを食べたお店。
詳しくはこちらをどうぞ↓
https://tekutora2023.com/bonzuhomu-hokkaido-siretoko/
知床ネイチャークルーズ
時期にもよりますが、イルカ、シャチ、クジラなどを見ることが出来ます。
運が良ければ間近で見ることもできます。
シャチの遭遇率は日本一!
詳しく知りたい方はこちらをどうぞ↓
https://tekutora2023.com/syachi-neichar/
フレペの滝
高さ約100mある断崖の割れ目から、湧き水が海へ直接流れ落ちる珍しい滝。
詳しく知りたい方はこちら↓をどうぞ!
周辺のホテル
北こぶし知床 ホテル&リゾート
オールインクルーシブのホテル。料理がとっても美味しいのでおススメです!
詳しくはこちらをどうぞ!
所要時間
1時間~4時間
無料で廻れる高架木道とお土産だけなら、1時間あれば見て廻れます。
地上遊歩道をガイド付きで廻るなら、大ループで3時間。お土産を見たり、休憩したりする時間を入れると4時間くらいは見ておいた方がよさそうです。
アクセス
車の場合
〒099-4356
北海道斜里郡斜里町遠音別村
TEL:0152‐24‐3323
駐車場
あり
普通車 500円
バイク 200円
おわりに
いかがでしたか?
知床五湖すべてを廻る価値あり
自然の中を散策するって、ちょっとドキドキ感もありますが、楽しいです。
知床五湖を廻るならガイド付きがおすすめ。
自分では気づけない動物の住家、傷跡、植物などなど、自然を満喫することが出来ます。
気になった方は、ぜひ足を運んでみてください。
\さっそく予約したい方はこちら/
にほんブログ村
コメント